Tebis Version 4.0 Release 7 リリース

お客様のお墨付きです: 安定性やサーフェス品質において、他の追従を許さない水準です。Tebisの開発チームは、V4.0R 7でさらにそのレベルを向上: NCの精度を向上させ、品質を更に向上させる為に、計算ロジックの改善を施しました。  

多軸バリ取りを簡単に: 新機能NC5ax/Mburringを用いて、製品のシャープエッジ部分を加工できます。このCAM機能は、CAD準備機能NCPrep/Edgeと連携している為、対応するシャープエッジを自動検出し、そのエッジが自動的に選択されます。傾斜軸の自動算出と、シャンクおよびホルダーの自動干渉回避の両方が統合されている為、現場に即したバリ取りのツールパスを素早く簡単に作成できます。„NC5ax/MBurring“機能は、ボールエンドミルとテーパーカッターに適しています。

加工残り量の分析がさらに明確に: ツールパスに基づくカラーシェーディングで加工残り量を表示させ、新しいオンライン測定機能を使用する事ができます。„NCBase/RSimu“機能を用いると、ジョブ管理においても分析結果が素早く取得できます。これによって、複雑な製品でも迅速かつ明確に次工程の準備をすることができるので、更に簡単なNCプログラミングが可能になります。

輪郭フィーチャー編集の柔軟性の向上: 必要に応じて、底面および側面のフィーチャー管理にて、仕上げ品質や粗取り品質等の、それぞれ異なる品質基準を指定することができます（図参照）。加えて、穴の自動認識機能が更に最適化: CNFメニューで穴の最小直径を定義することができます。それにより、どの穴に加工フィーチャーを適用するのかを、狙いを定めて管理することが可能になりました。

より高速なNC加工: 円形の早送り移動で作成される制御ポイントの数が大幅に減少した為、トリムおよびレーザー向けのプログラムで、加工する時間が短縮されます（図参照）。更にトリム加工において、早送りから切削送りに移行する際、個別にプランジ送り速度を設定する事ができるため、柔軟性が保たれ、加工状況に合わせてNCプログラムを最適に調整できます。

柔軟な工具管理の為に、より充実した自動名前付け機能を搭載した工具ライブラリ: 工具管理がより簡易化され、工具ライブラリの自動名前付け機能にて、より多くの入力特性にアクセスできます。これには、ねじタイプ、刃数、あるいは首下長および有効長が含まれます。

工具測定の信頼性と自動化機能の向上: 複雑な刃先形状の工具測定サイクルが向上しました。切削基準点毎に、基準点上のZ高さにおける直径を出力できるようになりました。測定サイクルは自動で実行され、測定後に手作業で編集する必要はなくなりました。

製品のシャープエッジのバリ取り領域を自動で認識: 新しい機能„NCPrep/Edge“を用いて、製品の全てのシャープエッジを検出できます。必要に応じて、面取り部位を除外することができます。NCテンプレートを用いた簡単なバリ取り加工を実施する為に、作成されたエッジサーフェスをレイヤー毎に構造化して保存します。

改善されたアクティブサーフェスデザイン: „ActSurf/Contour“機能の分割角度を指定し、プロファイル面と2番逃がし面を指定角度で逃がしたプロファイル面を作成できます。エグザクトソリッドとの交差は非常に簡易化されています。

STEPファイルの更なる入力オプション: CNFメニューで、非表示の形状や軸、さらに軸とリファレンスを合わせて読み込ませるかどうかを指定できます。更に、小さな構造の読込みもより向上しました。従って、プロセスの信頼性が高まり生産性も向上します。

個別のユーザー設定を、素早く簡単に最新バージョンへ引継ぎ: 旧リリースバージョンから、ワンクリックでツールバー、ワークスペース、および各種ユーザー設定を引継ぐ事ができ、すぐに最新版で作業を開始することができます。

スクリーンショットを簡単に直接印刷: スクリーンショットの画面を直接そのままプリンターで出力し、CNCオペレーターやデザイナー、または製造責任者工場長との打合せに使用できます。コントラストを高くするためには、白黒オプションを選択します。